Linuxによる自宅サーバの構築1 - CentOSのインストール手順
自宅サーバを立てた時の手順を解説しています。使用しているLinuxOSはCentOS7です。
今回はCentOSの起動までを紹介しています。
必要な情報を調べる
「IPアドレス」「サブネットマスク」「ルーター(デフォルトゲートウェイ)」の値が必要となる情報なのでメモしておきましょう。
DDNSの設定
自宅で使用されているIPアドレスは一定間隔で変化します。しかしサーバーを運用するにはホスト名とIPアドレスが関連付けられてないといけません。
DDNSとはIPが変わってもホスト名と関連付けし続けることができる仕組みです。
MyDNS.JPに登録する
www.mydns.jp
上記のサイトにアクセスします。
右上の「JOIN US」より登録を行います。
情報の登録
指定したメールアドレスに「MasterID」と「Password」が送られてくるのでそれを使ってログインします。
メニューにある「DOMAIN INFO」をクリックし、欲しいドメイン名を選びます。
選んだらフォームに以下のように入力します。
黒塗りになっているところは自分の好きな文字列を設定します。普通は黒塗りの部分はすべて同じ文字列です。
次に「IP ADDR DIRECT」をクリックし、「IPv4 Address, Mode」に自分のグローバルIPアドレスを入力します。モードは「動的」です。
グローバルIPアドレスは
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
ここから確認できます。
これで数分後から関連付けられていることが確認できるようになります。
CentOSのダウンロード
https://www.centos.org/download/から「DVD ISO」をクリックします。
「Actual Country」と書かれているところのいずれかをクリックしてISOをダウンロードします。
ファイルをDVDに書き込みます。容量に注意してください。
CentOSのインストール
CentOSをインストールすると以前まで使ってたOSは消去されて使えなるので注意してください。
ブート設定
DVDドライブにISOを書き込んだDVDを入れます。
また、再起動時にDVDを選択するように設定します。
Windowsの場合は起動時に「F2」か「Esc」か「Delete」キーを押し続けているとBIOS画面になります。
そこで起動順位をDVDのほうが上になるように設定します。
インストール
起動するとCentOSの画面が現れます。
「Install CentOS 7」を選んでエンター。
言語を選択し、続行をクリック。
インストール先の設定
「インストール先」をクリックし、インストールしたいディスクを選択し、左上の完了をクリックします。
その時領域を確保するかの確認ウィンドウが出てきたら「領域を確保する」をクリックします。
「すべて削除」をクリックし「領域を確保する」をクリック。
ネットワークの設定
「ネットワークとホスト名」をクリック。
左下の「設定」をクリック。
「IPv4のセッティング」タブをクリック。
「方式」を手動にし、「アドレス」項目にある「追加」というところをクリック。
「アドレス」「ネットマスク」「ゲートウェイ」に調べておいた情報を入力し、下の「DNSサーバー」にゲートウェイと同じアドレスを入力します。
「IPv6のセッティング」タブをクリックし、「方式」を「無視する」にします。
「保存」をクリック。
左下にある「ホスト名」に
ホスト名.ドメイン名
の様に入力します。
ドメイン名はMyDNS.JPで設定したものを入力します。
入力が終わったら「インストールの開始」をクリックして開始します。
インストール中にrootとユーザーの設定も行います。
インストールが完了すると再起動ボタンが出てくるので再起動します。
無事画面が表示されたら完了です。
お疲れ様でした。
おすすめの参考書
自宅サーバの勉強においてとても参考になった1冊です。